何が利益になるのか?
成年後見の研修会に参加すると、実務上の諸問題をイロイロ聴く事が出来て大変参考になります。 先日の研修では、被後見人所有の不動産を売却して生計の立て直しを図ろうとしたところ、売却までかなりの期間を要した、という話がありました。 売却する土地建物について、そのた建物には残存価値が無く、土地を建売業者に売却することが最も手残りが多いと言う結論に至り、その方向で進めたところ、建売業者は2棟現場にする為に確定測量を要求したようで、その為には隣接地権者の同意が必要になります。この同意を取るのに6か月ほど掛かったそうです。 6か月でも結果的に売却できたので良かったのですが、この期間も土地建物のローン返済は継続していたので、手残り現金は減少することになります。すると、境界明示・建物現状有姿・瑕疵担保免責で売却した場合にどれほどの金額差があったものなのか、何とも言えないところですね。事情を良く知らない第三者の
本日の収穫
本日、東京都社労士会主催で、いくつかの研究グループの発表会&新規会員加入説明会があったので、話を聞いてみることにしました。 グループの活動内容や所属会員の紹介の小冊子を事前に読んでいたところ、ふと、とある人名に気付きました。以前在職していた不動産会社の後輩です。念の為、事務所名をググって見て、ホームページを確認したところ、間違いなくその人でした。 研究グループの参加はもう少し先にしようと思いましたが、思わぬ人に再会できた事と、書店で『不動産の評価 権利調整と税務』の最新刊が買えた事が収穫ですね。この本を最初に読んだのは25年ほど前になります。内容の骨子は変わらないものの、特に税制などは古い知識では役に立たず、常に最新の情報を入れておく必要があります。数年毎に買い替える必要があると言う点で少々お高い本ですが、折角出掛けて来たのだからと言う気持ちも働いて購入してきました。