君子危うきに近寄らず
足立区の一般相談の相談員の仕事をして、最も得意な不動産関連の事は良いとしても、あまり経験のない分野での相談がある場合があります。無料の一般的な相談なので、自分で回答できそうもない場合には専門相談会を勧めれば良いのですが、ある程度は事例や判例なども知っておいた方が良いだろうと、相続と離婚について実務的な勉強をやり始めました。
昨日、2月15日の記事にあった都内の親戚宅に遊びに行きましたが、義理の叔母が長年実家の相続問題を抱えており、その話も聞くことが出来るかな?という考えもありました。今のところ収束に向かいつつあるようにも見受けられます。当事者がある程度の年代となり、この問題を次代に持ち越さないという認識が出てきたのでしょうね。
今までは傍観者に徹していた叔父が調整に乗り出したのもそういった気持ちがあるからでしょう。相続する財産の中にはほとんど市場価値の無い山林なども含まれており、下手に共有持分で決着させると固定資産税を支払うだけの存在にも成り兼ねません。すると、そういった問題を子供世代まで先送りするのは親としてどうなの?という気持ちが強いのでしょうね。
足立区でも空き家問題がありますが、こういった相続トラブルも大いに関係しているのでしょうね。特に借地上に建つ老朽建物などは八方丸く収まる事で決着する事ばかりでは無いでしょう。